2016年1月30日土曜日

厳冬期の北アルプスへ!【西穂高岳】

さあ、いよいよ本格冬山シーズン!!
少し前になりますが1/9~10に掛けて北アルプスの西穂高岳に挑戦してきました。

厳冬期の北アルプスは普通は素人は近づいてはいけない世界ですが、この西穂高岳は途中までロープウェイ、そして稜線直下には通年営業の山小屋もあるので厳冬期であっても比較的容易に登れる場所です。
しかし、素人が行けるのは途中の西穂独標まで、その先の西穂高岳は総合的な冬山の知識と経験が必要になり、初心者からレベルアップする為の関門となっています。

自分は冬山は八ヶ岳&北関東の山々で多少の経験も積んできました。
そして登れば登る程、冬にしか見れないあの青く白い世界に魅了され、今後も冬山を続けていきたいと考え、今回脱初心者を目指すべく挑戦してきました。

さて、どうなったのでしょうか?
レポを始めましょう!

西穂高岳(2909m)
*写真は西穂高岳手前のピラミッドピーク

コース:1/9 新穂高ロープウェイ→西穂山荘
1/10 西穂山荘⇔ピラミッドピーク(撤退)→新穂高ロープウェイ

西穂高岳の入口、新穂高ロープウェイです。
土曜日ですが結構閑散としてます。夏に来た時は盛況でしたが冬はこんなもんなのでしょうか?

一般観光客、登山客がちょうど半々くらいです。

初日は西穂山荘までのアプローチだけなんで昼頃にのんびり出発です。

ロープウェイを降りると標高は2156m、すっかり白銀の世界です。
ここから山荘までは約1時間半、さあ行きましょう!

登り途中後ろを振り返ると笠ヶ岳が姿を現わしてくれました!
いやーーーカッコイイ!やっぱり雪山いいわ!!

あっという間に山荘に到着。
山麓から見たように山荘は薄いガスの中でした。でも人は多く、さすが人気の山小屋です。

テント場もそれなりに埋まっています。
冬のテン泊も興味がありますが、シュラフとかそれ用のを用意するのにお金掛るし、テン泊はもう少し先にしようと思います。

夕飯後、ちょっとガスが抜けて夕陽を見せてくれました。
オレンジの光が雪に当たりなんとも幻想的です。
何度も言っていますが、こういう風景に会えるとホント登山をやっていて良かったと思います。

明日は夜明けと同時に出発予定なので、早めに就寝。おやすみなさい~、Zzzzz…。




おはよう御座います!
天候は昨日より悪化して、吹雪いています。
ただ、全く身動きとれないというレベルでは無いので、とりあえず行ける場所まで行ってみる事にしました。

また、昼前より雪が強まる予報にもなっているので10時までに山荘に戻ってくるように時間制限も設定。

では、行ってきます!

ガスっていますが視界はそれほど悪くありません。
時折朝日も届き、雪山を赤く染め上げます。
風速は15m前後、気温はマイナス10℃程でした。この時期にしてはゆるいと思います。

天気が良ければこの方向に焼岳や乗鞍岳の絶景が拝めるはずですが…。
まあ、しょうがないですね。

なんて、お気楽タイムもここまで。
独標手前になる頃にはガスも濃くなり展望はほとんど無しに。

独標着!
ガスは濃いめですが、見通しは悪くなく風もそれほどで無いのでもう少し行ってみる事に。

ピラミッドピーク着!!
あばばば、風も強くなってきました。

…ここまで!

現時点では行けない程ではないですが、これからより悪天になる予報だったので撤収決定。

 下山路で一瞬ガスが弱まった時に見えた西穂の峰々は恐ろしくも、それ以上に美しいと感じました。

この後は山荘まで戻り一服して下山開始。

帰りのロープウェイから見た西穂の稜線がすっかりガスの中。
撤退の判断は正しかったようです。

今回の山行も無事生還。
残念ながら西穂高岳のピークには到達できませんでしたが、今までで最も経験値が上がった山行だったと思います。

やっぱり冬山は無茶してはいけませんね。

以上!

2016年1月24日日曜日

旅食シリーズ その20 【群馬県 道の駅川場田園プラザ 山賊焼】

今年もよろしく旅食シリーズ!
その20!!

今回紹介するのは…

「山賊焼」


もう既にあっちこっちのメディアで紹介されていて自分のブログのような弱小ブログでいまさら紹介してもなぁ~、と思いましたが、自分が「美味い!」と思ったものを紹介するポリシーがあるのでしっかり紹介することにしました。

この道の駅には既に3回ほど訪れていますが、毎回この「山賊焼」を食べています。

見ての通りハムとソーセージの盛り合わせですが、このボリュームでなんと¥500!!
しかも、その場で鉄板でガンガン焼いているものを盛ってくれるので、アツアツを頂けます。

セルフサービスの粒マスタードと一緒に食べれば、
「うおおおお!ビール持ってこいや!!」って気分になる事間違い無し!

しかし、自分は常に車での来訪なのでノンアルビールで我慢してるのが残念無念。

いつか、本物のビール片手にこの山賊焼を食べるのが僕の夢なんだ…。


以上です。あなたの旅の手助けになればと思います。
ではまた次回!

2016年1月17日日曜日

2016年登り初め 【大山(丹沢)】

前回に引き続き正月休みに登ってきた山の紹介です!
今回は2016年の登初めになった丹沢山系の1ピークの大山です。

何故この山かというと自分の実家は大山の近くで山頂までは遠い登山口ですが、登山口まで徒歩5分という好立地です。

実家に住んでいた頃は山なんて全く興味が無かったのでなんとも思っていませんでしたが、登山という趣味み目覚めてみるととても良い場所だと感じるようになりました。
そんな訳でこの大山もまだ未踏破なので、正月に帰省したついでに登ってみる事にしました。

大山(丹沢)
*比々多神社近くの道路から臨む(奥のピークが大山)
2016/1/2
コース:日向ふれあい学習センター前登山口→(九十九曲)→山頂→浅間山→高取山→念仏山→善波峠→鶴巻温泉方面
時間:8:00~14:30

実家からピストンも可能ですが今回は車で日向の登山口まで送ってもらい、山頂をへて鶴巻温泉方面にある実家に歩いて戻るロングコースにしました。

日向ふれあい学習センター前の登山口です。
始発バスが到着する前なのでまだ誰もいません。地元の特権ですね。
さあ、2016年登り初めますか!

九十九曲というジグザグな勾配を登って尾根道にでました。
空も近くなり風も強くなります。低山と言えども早朝の尾根は寒いです。


そのまま尾根道を行くと見晴台といわれる休憩スポットに着きます。
相模方面の町並みと大山の山頂が見えます。


山頂に到着!
さすが首都圏人気の山、一気に人が増えました。
朝方は曇っていましたが、青空が広がってきました。

のんびりしたいところですが、今日は夕刻前から用事があったので家で作ってもらったおにぎりを食べ、早々と下山路に着きます。

山頂直下の広場から富士山が綺麗に見えました。
やっぱり雪は少なめですが、薄雲の中に浮かぶ姿はカッコイイと思いました。

表参道を離れ浅間山手前にあった首なし地蔵たち。顔の変わりに石が乗っておりちょっと不気味な感じ。
何か意味があるのでしょうか?

高取山です。
こんなコース通る人はあまりいないと思っていましたが結構人がいました。


念仏山です。
伊勢原市街や秦野市街&箱根連山がよく見えます。
自分の住んでいた街をこうやって見下ろすのは初めてなんで感慨深いものがあります。

この後は善波峠をへて鶴巻温泉駅に向かうハイキングコースを行きます。
自分の実家は鶴巻温泉駅に向かう途中にあり、そのまま山行終了。

いや~、山を下りた直後に家に戻れるって良いですね~。
ちょっと感動しました。

コースも標高差は少ないものの歩く距離は長いので充実感はあります。
実家に戻った時にはちょこちょこ行きたい良コースでした!

以上!

2016年1月13日水曜日

冬山シーズンスタート!【天狗岳(八ヶ岳)】

2016年も半月が過ぎ、みなさま如何お過ごしでしょうか?
やっと冬らしくなってきたので体調を万全にして乗り切りましょう!

でも、未だ我が家は暖房を1度も使っていません。
ここまで来たら今シーズンは暖房無しいったろうと思っています。

では2016年の平常ブログ1発目は、正月休み中に登った山をさくっと紹介します。

最初は今シーズン初雪山となった天狗岳(八ヶ岳)です。

本格雪山は昨年の年明けに登った八ヶ岳の赤岳が初めてだったので、雪山はまだまだ初心者。
とりあえず足慣らしって事で初心者向けの雪山でシーズンスタート!

天狗岳
*天狗の奥庭から臨む西天狗岳(右:2646m)と東天狗岳(左:2640m)
2015/12/28
コース:唐沢鉱泉(駐車場)→(西尾根)→西天狗岳→東天狗岳→黒百合ヒュッテ→唐沢鉱泉(駐車場)

当日は雪の状態を見て西尾根からの周回にするか、黒百合ヒュッテからのピストンにするか決めようと思っていましたが、事前情報通り雪は少なくラッセルの必要も無いので予定通り西尾根からの周回にしました。

唐沢鉱泉から樹林帯を登り西尾根の第一展望台に到着!

「今年も来たぜ!冬山!!」
1カ月ぶりの登山だったこともあり、かなりテンション高めで軽く絶叫。

ここまで来てやっと今日目指す天狗岳のピークが見えます。


北、南アルプスの稜線もばっちり!なかなか良い場所ですね!

でも、やっぱり雪は少ないせいか、ここまではノーアイゼン。
半分、夏山感覚でこれました。

第二展望台からは南八ヶ岳の迫力ある稜線が臨めます。
うーむ、やっぱり雪少ないですね。稜線以外は岩剥き出しじゃないですか!

西天狗岳の山頂直下の急登です。
ここもノ―アイゼンで行けそうですがアイゼンワークの練習もしておきたいのでアイゼン装着!

西天狗岳、山頂!
先行者に写真を撮ってもらいました。この日は快晴でしたが、かなりの強風でした。

すぅーーーーーーーーーーーーーーー!っと冬の空気を一気に吸い込むと、冷えて澄んだ空気で身体が引き締まる感じ。
やっぱり冬山は最高ですね。

山頂からの展望も抜群!

東天狗方面

南八ヶ岳方面

左から木曽駒、御岳、乗鞍、穂高。

やっほーい!


東天狗岳山頂です。
西天狗岳からはちょっと下って登り返しますがあっという間です。

東天狗岳から下り天狗の奥庭まで来ました。
ここからは東と西の天狗岳の双峯が綺麗に臨めます。

天狗岳登山の基地、黒百合ヒュッテに来ました。
喫茶コーナーがあったのでホットココアで一休み。

その後はそのまま下山。

駐車場のある唐沢鉱泉まで降りてきました。
唐沢鉱泉は日帰り入浴もOKなので、もちろん入浴!



…くはぁ~、沁みるぅ。
雪山登山後の温泉は、あらゆるジャンルを含めても「気持ち良さ」トップクラスだと思います。

こんな感じに今シーズン初雪山は無事終了。

天狗岳は初めてですが、冬でも天候と装備さえ間違えなければ誰でも来れる良山だと思います。
初雪山にはオススメ!

以上です。

2016年1月5日火曜日

明けましておめでとう御座います!【2016年 登りたい山】

改めて、みなさま新年明けましておめでとう御座います!

自分も含め長期休暇だった方はまだ休暇ボケを引きずっているかも知れませんが、気合い入れていつものペースに戻していきましょう!
あと、連休中お仕事だった方はお疲れ様でした!

さて、2016年に入っても特にやる事は変わらなそうなので今年もゆるゆるっとブログを綴って行きたいと思います。

本格的に始めた登山も来春で丸3年目に突入しますが、まだまだ飽きる様子も無く今年も登山メインの一年になりそうです。
そんな訳で今年登りたいなぁ~と思っている山を紹介したいと思います。

とりあえず順位は優先度です。

1、荒川岳、赤石岳(南アルプス)


8月の終り頃に椹島から周回で縦走する予定です。
理由はやはりリニアの工事が本格化する前の静かな時に登っておきたい事ですね。

…この狭い日本でリニアなんて本当に必要なんでしょうか?

2、利尻岳(北海道)


いや~、北の海に浮かぶこの堂々とした山容!ほれぼれします!!
屋久島も登ったので是非ここも踏破しておきたいところ。
7月末頃決行予定!

3、谷川岳~平標山(谷川主脈縦走)(群馬県、新潟県)


明確な理由はありませんが、なんとなく体力の限界に挑戦!的な意味と、山を始めた頃にネットで見た写真に憧れていつかは歩いてみたい縦走路になっています。
昨年までは、北アルプス方面を優先してたので行けず仕舞いでしたが、今年は挑戦予定です。

時期は未定で天気の良い週末狙い。
平標山登山口に車をデポしてバスと電車で谷川行って肩の小屋で一泊、次の日に平標まで駆け抜ける予定です。

4、九重連山 (大分県)


昨年までは眼中にありませんでしたが、あるフォロワーの人が上げてくれた紅葉の写真に一目惚れ。
時期はもちろん紅葉の11月上旬くらい、どうにか有給取って籠る予定。
あと、温泉。


優先的に行きたいのはこんなところでしょうか。
まあ、さすがに全部は無理だと思いますができるだけ行けるように前もって調整していこうと思います。
ただ、天気だけはどうにもならないので、登山はそこがもどかしいですね。

とりあえず始まった2016年。
今年も安全第一に山行を楽しんで行こうと思います。

今年一年もよろしくお願いします!!

みなさまも良い一年に恵まれますように。